携帯電話ショップ店員のつらい立場を考える




スマホを販売するショップ店員(販売員)に対して不満がある人って多いと思いますし、私もムカついた経験があります。

『何でそんなに横柄やねん』『何でオプション入らんとあかんねん』。確かにイライラを表に出したり、必要ないオプションも要りません。

でも、少しだけ視点を変えたり状況を考えてみると、販売員もつらい立場で同情したくなる気持ちも湧いてくる。今日はそんなお話です。



販売員の立場を考える

まず、販売員の置かれた立場や状況を考えてみます。

自分の経験や、もし自分がその立場だったらという視点で見てみます。

誰のために存在するのか

携帯や通信業界関わらず、販売員という人たちは何のために存在するのでしょうか。

“お客さんに尽くすため”そうであればどんなにいいことかと思いますが、単純にそれだけではやっていけないのが販売という仕事だと思います。

お客さんの利益を考える一方で雇い主である企業の利益も考える。言ってしまえばお客さんと雇い主の板挟みの立場とも言えるのが販売員です。

『うわっ!!』って感じた経験はありませんか?

あなたの周りやあなたが直接”何かを売る”ことでお給料をもらっている人と関わった経験で『うわっ!!』って感じたことはありませんか?

私の経験としてあるのがこんな感じです

  • バイト先のコンビニで自分で食べきれない量のおでんをしぶしぶ予約購入する後輩
  • 会社が指定する投資信託を言われるがままに売りさばく営業部隊
  • プライベートブランドを売った方が儲かるからそっちを優先して売れという圧力

私たちは消費者としてサービスを受ける側でもありますが、労働者としてサービスを提供する側でもあります。

働いてお給料をもらって生活をするのってそれなりに大変で、”お客さんのため”よりもノルマや上司の機嫌が優先になりかねない職場環境だってあるでしょう。

『お前に給料払ってるのは誰なんだ?』そう言われれば返す言葉がありません。販売員もつらい立場にいるんです。

お客さんのことを考えない販売員はう〇こだけど

あなたがスマホ購入の相談を持ち掛けたショップの販売員や量販店の販売員はどうなんでしょうか。それはそれは重たいノルマを背負い、怖い上司ににらまれていると私は考えています。

『今日は〇台契約をとってこい』『オプションは100%加入だからな』きっと胃が痛くなるくらいに言われているはず。

それでもお客さんのことを考えない販売員はダメですし、う〇こです。自己都合な人間は仕事でもプライベートでも歓迎されないでしょう。

でもあなたに親切にしたくてもできないくらい、優しさだって忘れてしまうくらい、販売員は追い込まれていると思うと、私は少しくらい大目に見てあげようという気持ちになります。

企業だって大変

企業が営業目標や売り上げにたいしてシビアになるのは利益を出すためですが、それだって結局あなたやあなたの家族のために今後も給料を払い続けるためでもあります。

給料を払えずにあなたや家族を路頭に迷わせては大変です。

色んなサービスが角を突き合わせて戦っている弱肉強食の世の中で生き残っていくには、企業も厳しく非情にならなければならないこともあるでしょう。

他の追随を許さないブルーオーシャンで商売ができている企業なんてほんの一握りだと思います。

救われた経験があるから

私も営業の経験があるのですが、こちらの立場を察してくれるお客さんや取引先ってもう本当にたすかります。感謝しまくりです。

『〇〇さんも大変なんだね、今までの関係もあるしじゃあ今回はこれでお願いするよ。』なんて言われて救われたら相手が神様のように感じます。

こういった経験から、できることはなるべく協力するというのが私の生き方です。

なのでスマホを契約する時に『このオプション初月は無料なんでお願いできませんか?』と言われれば基本的に応じます。(よっぽど嫌な態度の販売員でなければ)

確かに必要のないオプションを外すのは面倒ですが、それをするだけで救われる人がいるなら人助けのため、回りまわっては自分に返って来ると考えて自分のためと考えるようにしています。

誰かのためになっていると考えれは、オプション加入も解除もボランティアみたいなものですよ。

まとめ

世の中がこうなればいいのにと思うことはたくさんあっても、まず変えられるものは自分です。

どんな立場にいるにせよ、相手を思いやれる人間でいたいものですね。

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