12月1日スタートということで、そのフライング気味の発進で話題を集めているワイモバイルのタダ学割。
基本料金が最大4ヶ月無料になるというタダ学割ですが『無料じゃないじゃん』という不満の声が挙がっているのをご存知でしょうか。
これからワイモバイルのタダ学割を検討している方に向けて、無料にならない場合もあるタダ学割の問題点について解説したいと思います。
「基本料金無料」の罠
ワイモバイルのタダ学割は基本料金が無料です!そう言われたら『2980円(スマホプランSの場合)の料金がかからないんだ。数ヶ月はタダで使えるんだ☆』と思いますよね。
しかし、そこには罠が潜んでいるんです。
このブログでは何度か触れていますが、ワイモバイルの料金体型にはユーザーに優しくないポイントがあります。
そのポイントとは、ワイモバイルのあらゆる割引は本体代金の分割金から割引できないということです。
表で説明します↓
みなさんのイメージ | 実際のところ | |
新規、ドコモ・auからのMNP | スマホスマホプランS | スマホスマホプランS |
2GB+10分かけ放題 | 2GB+10分かけ放題 | |
基本料金 | 2980 | 2980 |
ワンキュッパ割 | -1000 | -1000 |
本体代金 | 2500 | 2500 |
月額割引 | -1500 | -1500 |
1年目の料金 | 2980 | 2980 |
2年目以降の料金 | 3980 | 3980 |
最大4ヶ月の無料期間 | 0 | 2500 |
iPhoneSEを例にして見てみると、タダ学割が適用で最大4ヶ月はタダだと思いきや、本体代金の分割金が2500円✕24ヶ月が残り、実際の支払いは2500円となります。
タダ学割じゃなかった場合と比較すると
タダ学割 | 通常 | |
新規、ドコモ・auからのMNP | スマホスマホプランS | スマホスマホプランS |
2GB+10分かけ放題 | 2GB+10分かけ放題 | |
基本料金 | 2980 | 2980 |
ワンキュッパ割 | -1000 | -1000 |
本体代金 | 2500 | 2500 |
月額割引 | -1500 | -1500 |
1年目の料金 | 2980 | 2980 |
2年目以降の料金 | 3980 | 3980 |
最大4ヶ月の無料期間 | 2500 | 2980 |
このようになり、480円しか安くならないわけです。なんじゃそりゃ、肩すかし感ハンパない(◎_◎;)
これじゃユーザーから不満の声があがっても仕方ありませんよね。
タダ学割の実際の負担金額
本体代金の分割金が残るということなので、機種ごとにタダ学割適用時の最大4カ月間にも実際にかかる金額(本体代金の分割金)をまとめておきます↓
本体代金の分割金 | |
iPhone6S 32GB | 3000円 |
iPhone6S 128GB | 3500円 |
iPhoneSE 32GB | 2500円 |
iPhoneSE 128GB | 3000円 |
Android One X2 | 2600円 |
Android One X1 | 2700円 |
Android One S2 | 1700円 |
Android One S1 | 1900円 |
Android One 507SH | 1400円 |
nova lite | 1000円 |
DIGNO E(503KC) | 1200円 |
お子様に大人気のiPhoneはいずれも本体代金の分割金が高額なのが残念ですね。
ワイモバイルの機種の中から選ぶならnova liteが最安です。
「タダ学割」をフルで活かすならSIM
タダ学割をフルで適用させてお得に使うなら、ワイモバイルSIMを契約する方法があります。
ワイモバイルSIMならSIMのみの契約なので、本体代金の分割金がなく、基本料金が最大4ヶ月無料となれば、結果として実際に払う月額料金も0円にすることができます。
ワイモバイルSIMとのセットで割引になるSIMフリースマホの中には、100円で購入できるものもありますよ。
実際に使うお子さんの要望と、お父さん・お母さんのお財布と相談してどうするかですね。
あとはどうしてもiPhoneがいいというなら、中古のiPhoneSE(SIMフリーモデル)を購入し、ワイモバイルSIMを申し込み、契約特典として15000円のキャッシュバックを受け取る方法もありますよ。
ピンキリですが中古のiPhoneSE(SIMフリーモデル)は中古品を取り扱うお店で29800円くらいから販売されているようです。
イオシスさんで見てみてください。
ヤフオクなら中古のiPhoneSE(SIMフリーモデル)が23000円くらいからありますね。ヤフオクの方が心理的なハードルは高いかもしれませんが、その分安上がりです。
仮に中古のiPhoneSEを30000円で購入したとして、キャッシュバックが15000円なので実質的な負担は15000円。
ワイモバイルのiPhoneSEをスマホプランSで契約した場合の実質的な本体代金は1000円✕24ヶ月で24000円。
ワイモバイルのiPhoneSEを契約する場合と、SIMのみを契約する場合のタダ学割の恩恵の差額は、2500円✕3ヶ月(本体代金の分割支払いは契約翌月からのため)で7500円。
この条件で考えるワイモバイルのiPhoneSEを契約する場合と、SIMのみを契約する場合の差額は16500円となります。
16500円の差で新品のiPhoneか中古のiPhoneかという判断・・・微妙だな(´・ω・`;)
個人的には何とも言いにくい金額差です。人によっては16500円の差額なら新品がいいと言うだろうし、状態のいい中古なら16500円安い方がいいと言うでしょう。
ぜひ家族会議を開いて議論してください。
まとめ
- タダ学割でも本体代金の分割金は払わないといけない
- 再大4ヶ月無料で使いたいならワイモバイルSIMを契約すべし
ということでした。
ワイモバイルは本体代金の分割金がタダにならない問題も想定してタダ学割を発表したのでしょうか。
ワイモバイルがお得な学割を始めたから契約しようとショップに出向き、そこでこの話を聞いたお客さんはさぞがっかりすると思います。
お客さんの期待を裏切るようなキャンペーン内容は改善してほしいものですね。
コメントを残す