ワイモバイルの料金は格安SIM(MVNO)と比較して高いのか検証




ワイモバイルの料金は格安SIM(MVNO)と比較するとちょっと割高になるという意見があります。

本当に割高なのか?割高になるならいくら割高になるのか必要なデータ通信量、通話するしない、2年経過時、3年経過時などの条件ごとに格安SIMとの料金差をまとめ比較しました。

あなたの使い方ではワイモバイルは得になりますか?それとも損になるでしょうか?



ワイモバイルの通信速度は安定して速くて快適

前提としてワイモバイルは料金が割高ではありますが、通信速度が速くて快適にネットができるという強みがあります。

ワイモバイルの通信速度が速い理由はかんたんで、ドコモやauやソフトバンクと同じように基地局など自社の通線設備を持っており、その通信設備をフルに使うことができるためです(通信環境はソフトバンクと同じ)。

ではなぜNVNOと呼ばれる格安SIMは時間帯や場所によって通信速度が遅くなるかと言うと、通信設備が大手キャリアからのレンタルであり、道路に例えると大手キャリアより少ない車線数で通信という車を走らせているためです。

当然MVNOが通信設備を大手キャリアからレンタルするためには接続料というお金がかかります。

また道路に例えますが、車線数を多くレンタルすればたくさんの通信という車が快適に走れますが、サービスを提供するコストはかさみます。

かと言って車線数のレンタルが十分でないと、渋滞が起こり、通信という車がスムーズに走れません。

管理人
MVNOはユーザーを満足させられる通信速度と儲けのギリギリのラインを攻めているので、通信の急増する時間帯や場所というイレギュラーが苦手というわけです。

ワイモバイルにはMVNO(格安SIM)と比較して、自社で通信設備を持っているので快適な通信速度を安定して提供できるという前提のもと、続いて料金を比較していきましょう。

データ通信量が少なく通話をしないパターンの料金差

データ通信量をあまり必要としない(ネットや通信が必要なアプリを使うことが少ない)ユーザーは格安SIMだと3GBのプランで契約することが多いので、まずそことワイモバイルの料金を比較します。

さすがに全ての格安SIMと比較するわけにはいかないので、比較対象はMM総研2016年12月発表のMVNOシェア1位OCNモバイルone、2位IIJ、3位楽天モバイル、4位mineo、5位Biglobeの5つとします。

管理人
ワイモバイルは3GBプランがないので、データ通信量が2GB使えるSプランと比較することにしますね。

もちろんワイモバイルは10分×無制限のかけ放題こみこみプライスです。

 

ワイモバイルの月額料金はワンキュッパ割という▲1000円×12ヶ月の割引が適用になるので、それも含んだ料金で計算しました。

まず表を見て下さい。

OCN IIJ 楽天 mineo BIGLOBE ワイモバイル
データ通信量 3GB 3GB 3.1GB 3GB 3GB 2G
月額料金 1800 1600 1600 1600 1600 1980(2年目~+1000)
2年総額 43200 38400 38400 38400 38400 59520
最安との差額 +4800 0 0 0 0 +21120

 

ライトユーザーのデータ通信量は格安SIMだと3GBを中心に展開されていますが、ワイモバイルでは2GBのSプランが最安のプランとなります。

3.1GB使えて月額1600円の楽天モバイルと比較し、ワイモバイルの料金体系は2年間の総額で21120円、月額に換算すると+880円高くなる計算になります。

 

管理人
ワイモバイルの場合、10分×無制限の無料通話が強みとなりますが、使わないならメリットにはなりません。

月額料金が少し割高になってもネット通信が速くて快適な方がよくて、データ通信量は2GBで足りるというユーザーはかなり少ないでしょうね。

ここはワイモバイルが苦戦する比較対象と言えるでしょう。

人並にデータ通信量は使うが通話をしないパターンの料金差

続いてミドルユーザー(まぁ人並にスマホを使って、ネット検索したり、SNSを使うかなという人)のパターン。

データ通信量を毎月5GBないしは6GB必要というケースで、今回も通話を全くしないという想定で比較します。

OCN IIJ 楽天 mineo BIGLOBE ワイモバイル
データ通信量 6GB 6GB 5GB 6GB 6GB 6GB
月額料金 2150 2220 2150 2280 2150 2980(2年目~+1000)
2年総額 51600 53280 51600 54720 51600 83520
最安との差額 0 1680 0 3120 0 31920

 

データ通信量が2年間6GB使えるワイモバイルのMプランと、同じく6GB使える中で最安のOCNやBIGLOBEモバイルと比較すると、ワイモバイルは2年総額で31920円、月額にすると+1330円割高となります。

 

管理人
ミドルユーザーを想定しワイモバイルとその他の格安SIMを比較する場合でも、やはり通話を全くしないとなるとワイモバイルは料金面で苦戦していますね。

データ通信量は少ないが通話はするパターンの料金差

今度は通話をする場合(かけ放題のオプションを必要とする)ライトユーザーパターンです。

データ通信量2GB&10分×無制限の通話無料のワイモバイルのSプランと、3GBが中心の格安SIMにかけ放題のオプション料を加えた料金を比較します。

格安SIMのかけ放題の内容は、OCN、IIJ、mineo、BIGLOBEモバイルがワイモバイルと同じ10分×無制限のかけ放題ですが、楽天モバイルは5分×無制限のかけ放題となります。

OCN IIJ 楽天 mineo BIGLOBE ワイモバイル
データ通信量 3G 3G 3.1G 3G 3G 2G
月額料金 1800 1600 1600 1600 1600 1980(2年目~+1000)
無料通話時間 10分 10分 5分 10分 10分 10分
無料通話OP 850 830 850 850 830 0
2年総額 63600 58320 58800 58800 58320 59520
差額 +480 0 +480 +480 0 +1200

 

かけ放題オプションを加えて料金を比較すると、ワイモバイルが善戦してきましたね。

最安は楽天モバイルとBIGLOBEモバイルですが、ワイモバイルとの料金差は2年総額で1200円、月額換算すればわずが50円の差。

管理人
こうなると通信速度が速くて安定しているという強みがある分、ワイモバイルが良く思えてきますね。

ミドルユーザーで通話をするパターンの料金差

最後の検証はミドルユーザーパターンで格安SIMのデータ通信量は5~6GB、通話もするのでかけ放題オプションを必要とする場合です。

ワイモバイルのプランはMプランでデータ通信量は6GB、10分×無制限のかけ放題として比較します。

OCN IIJ 楽天 mineo BIGLOBE ワイモバイル
データ通信量 6G 6G 5G 6G 6G 6G
月額料金 2150 2220 2150 2280 2150 2980(2年目~+1000)
無料通話時間 10分 10分 5分 10分 10分 10分
無料通話OP 850 830 850 850 830 0
2年総額 72000 73200 72000 75120 71520 83520
最安との差額 +480 +1680 +480 +3600 0 +12000

 

料金的にはBIGLOBEモバイルが最安でMVNO同士の差は微差。

BIGLOBEモバイルとワイモバイルの差額は2年間で12000円、月額換算で500円の差となります。

 

管理人
人並にデータ通信量を使うミドルユーザーを想定すると、ワイモバイルは月額500円割高と少し料金差が開きました。

この金額差を快適な通信速度や、全国1000ヶ所以上にショップがあるサポート面を加味して埋まるかどうかは、人それぞれでしょうね。

私は2000~3000円台の低料金で、毎月8000円くらい払っているソフトバンクユーザーと同質の通信速度で使えるということで、ワイモバイルを選びました。

まとめ

  • 通話を全くしないならワイモバイルの割高感は高い
  • 通話をするライトユーザーならワイモバイルとMVNOの料金差はわずか
  • 通話をするミドルユーザーの割高感は中程度

 

ワイモバイルと格安SIM(MVNO)の料金差を計算した結果、上記のようなことが言えます。

おじい
これだと人によってはワイモバイルを選ぶ理由として弱いのぉ
おばあ
じいさんや、キャンペーンのこと忘れてるじゃろ。

ワイモバイルではSIM単独の料金値引きや、SIMフリースマホとのセットの割引が目白押しなのじゃ!

これを無視しちゃあ三途の川も渡れませんぞ!

おじい
ばあさんナイスじゃ☆

おじいはワイモバイルのキャンペーンを確認するぞぉぉぉ

 

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