『ワイモバイルって魅力的なサービスなんだけど2年縛りがちょっとね・・・』と躊躇していたアナタ!もしかすると忌まわしき2年縛りの呪縛からワイモバイルが解放されるかもしれませんよ。
総務省の神の雷が携帯会社に直撃し、重い扉がガタガタと開き始めました!(開いたとは言っていませんので)。
これから携帯大手3社のスマホやワイモバイルの契約を考えている方はぜひお読みください。
目次
総務省の残念な行政指導
ドコモ、au、ソフトバンクの携帯大手3社に対して総務省はこれまでも色々と口を出してきました。
- キャッシュバックするんじゃね~ぞ
- データ通信量を使わない人向けのプランも充実させろ
- そもそも談合してないでもうちょい料金を下げろよ
携帯ビジネスは莫大な資金が必要になる上、電波は認可制なのでかんたんに参入することができません。
そうなると競争の原理が働きにくく、『俺ら3人で談合して甘い汁吸わね?』ということもできてしまいます。
そんな状況プラス「電波は国民の共有財産」ということもあり総務省は色々と口を出すわけですが、6月6日に総務省がソフトバンクに行政指導したのは下記の項目。
- 引き止めなしでスムーズにMNPできる仕組みにしようね
- MVNOが加入者管理時する際の負担金額は妥当性を書類で交付して話し合ってね
- MVNOからのメールを迷惑メールフィルターでむやみにブロックしないようにね
- ネットワーク利用制限になった端末を速やかに晒し者にする仕組みはGJだから継続ね
- 契約24ヶ月目も違約金なしで解約できるようにしようね
- 利用実態とかけ離れたプランで使っているユーザーに適性プランを案内しようね
- 契約時以外にもお客さんのサービスについてのリテラシー向上に努めようね
- それぞれに期日定めてるけど応じるのが厳しかったら相談してね
この行政指導を受けて携帯3キャリアは前向きに返事をしていまして、我らがワイモバイルの運営会社であるソフトバンクも、
『要請に基づき、対応を検討していく予定です』
とコメントしています。
もちろんソフトバンクという企業がこれに応じるならソフトバンクというサービスだけではなくて、ワイモバイルというサービスでも応じる必要があるんじゃないでしょうか。
やった\(^o^)/
2019年3月には
更新月が3カ月間に☆
いつ2年縛りから解放されるか
総務省は「24ヶ月目も更新月にしてね」という指導を行い、2019年3月末までに見直せと携帯大手3社に言っており、各社応じる構えを見せています。
もともと1ヶ月だった更新月が2ヶ月に延びたのが(ソフトバンクの場合)2016年の3月で、25ヶ月目と26ヶ月目が更新月となりました。
そこから3年かけて24ヶ月目も更新月になることを考えると、3年で1ヶ月短縮のペースなので・・・
2091年には
契約期間の縛りが
完全撤廃です\(^o^)/
恐らく私は生きてないでしょうが、2091年のワイモバイルユーザーにおめでとうと言いたい。
蟻地獄スパイラルなスマホ4年分割も見直しへ
携帯大手3社は以前から総務省に「縛りってどうなの!?」言われてきましたので、いつか明確なデッドラインが示されることを予想してこすい作戦を講じていました。
それがスマホの本体代金を4年分割にして安く見せ3年目以降に機種変更させる=題して「契約で縛れないならスマホの分割代金で縛ったれ」作戦。
店員「お客さん、最近の流行は4年分割っスよ~」
客「4年分割か~長くな~い?」
店員「でも2年分支払ったら残りはチャラにして機種変更できる魔法があるんスよ~だったら月々の料金を安くできる4年分割の方がよくなくないですか~?」
客「そっか~スゴイね~じゃあそれでー、最新のiPhoneで~」
店員「あざま~す(・・・機種変更時にスマホの下取りと次の4年縛りがマストだけどそのあたりはうやむやに案内しておこう☆)」
という具合にこの罠に引っかかった人は例え2年経過後の機種変更時にまた4年分割を組むことになります。
仮に2年後に他サービスに乗り換えようにも本体代金の分割金が残り2年分あることが足枷になるこすい仕掛けです。
そんな状況だとなかなか携帯会社を変えるのは難しいですよね。
きっと乗り換えしたいって店員さんに言ってら、
- 他社に乗り換えるなら違約金を払ってください
- ついでに残りの2年分の本体代金も払ってください
- でもウチで機種変更するなら違約金もないし本体代金の残りもチャラですよ?
これに抗える人なら最初からスマホを4年分割で買おうとはしないはず。
なんという蟻地獄!!!
( ;∀;)
総務省もこの蟻地獄スパイラルのヤバさに気付いたようで、auとソフトバンクをたしなめに。
結果、機種変更の際には再度4年縛りに加入しなくてもいいよう見直す方向に話は進んでいるようですが、どうなるんでしょうか。
こんな悪魔の仕組みを見るとワイモバイルの2年縛りなんてかわいく見えてきますね。
HUAWEI の販売戦略から感じるSIMフリー市場の停滞
HUAWEI は2018年夏、ドコモ、au(UQモバイル含む)、ソフトバンク(ワイモバイル含む)と手を組んでスマホを販売する戦略に大きく舵を切りました。
これまでSIMフリースマホ市場を主戦場とし、その中で無双状態の HUAWEI がキャリアと組むということは、それだけ契約とスマホの抱き合わせ販売がうまい商売なのでしょう。
メーカーとしても大きなロットで携帯会社にスマホが売れて、携帯会社はその見返りとして P20 Pro のような人気商品を独占する。
この動きが強まればそのうち HUAWEI だって日本でSIMフリースマホを売らない Samsung や SONY のようになってしまうかも知れません。
SIMフリースマホ市場に魅力的な機種が少なくなれば格安SIM(MVNO)の発展も進まないってことになりますよ、総務省さん!
2年縛り廃止の恩恵を受けるなら契約とスマホは分けるべし!
契約とスマホの本体購入が結び付いていることは当たり前ではなく、選択肢の一つです。
例え2年縛りがなくなったとしても、スマホの本体代金の分割に縛られて身動きが取れないなら結局のところ契約に縛られているのと変わりません。
それに携帯会社の蟻地獄作戦なんかにハマったら悔しいじゃないですか。
私は自由に選択したいので、契約とスマホは別である方がいいと思います(SIMフリー市場が賑わって欲しいですし!)。
なので、ワイモバイルを選ぶにしてもワイモバイルSIMカードを単品契約してSIMフリースマホで使うのがいいですよ(実際私もそうしてます)。
そうすれば2年縛りとか関係なく「そろそろスマホ買い替えたいな」と思ったタイミングでSIMフリースマホを買うだけで済みます。
スマホの分割とか関係ないSIMカード単品契約は身軽でおすすめですよ。
みんなワイモバイルにかも~ん(≧▽≦)
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