ディグノE(503KC)の評判は?コミコミ1480円だけど内部ストレージに要注意




本体価格が値下がりし、正真正銘1480円で使うことが可能となったことで人気が再燃しているディグノE(503KC)について解説します。

内部ストレージが少ないという注意点もあるので、ディグノEを真剣に検討しているという方はご確認ください。



ディグノEは1480円にならない問題をクリア

最近のワイモバイルのキャッチフレーズは1480円という低価格をアピールしたものとなっていますが、実のところこの1480円で使える機種は限られています。

この問題の原因は月額割引を含む様々な割引が、本体代金の分割金からは引かれないというところにあります。

具体的な例を挙げて説明すると、例えばandroid one S2をスマホプランS(2GB)で新規契約し家族割を組んだ場合の料金は下記の通り↓

android one S2
Sプラン(2G) Mプラン(6G) Lプラン(14G)
基本料金 2980 3980 5980
本体割賦金 1700 1700 1700
月額割引 ▲1700 ▲1700 ▲1700
ワンキュッパ割 ▲1000×12 ▲1000×12 ▲1000×12
家族割 ▲500 ▲500 ▲500
1年目  1700  2480 4480
2年目 2480 3480 5480

このようにスマホプランSの1年目の月額料金に割引けない金額が発生し、月額料金は1700円となります。220円が割引かれず終いとなってしまいました。

この割引かれず終いの220円はオプション料や通話料から割引くこともできるので、それらの料金が発生する場合は問題ありませんが、そうでなければ消滅します。

これは『ぜったい1480円で使いたい!』という方にとっては不本意な結果でしょう。

これがディグノEの場合だとこうなります(スマホプランS(2GB)で新規契約(ドコモ・auからのMNP、PHSからの契約変更も月額料金は同様)し家族割を組んだ場合)↓

ディグノE(503KC)
Sプラン(2G) Mプラン(6G) Lプラン(14G)
基本料金 2980 3980 5980
本体割賦金 1200 1200 1200
月額割引 ▲1200 ▲1200 ▲1200
ワンキュッパ割 ▲1000×12 ▲1000×12 ▲1000×12
家族割 ▲500 ▲500 ▲500
1年目  1480  2480 4480
2年目 2480 3480 5480

問題なくCM通りの1480円が実現しました。割引がムダにならずにニッコリですね。

とにかく料金にこだわりたい、少しでも安く使いたいというならワイモバイルのなかでもディグノEがおすすめ。

家族割や光セット割の割引がムダになりません。

ディグノEの評判と特徴

外観はこんな感じです↓

続いてディグノEの評判と特徴について解説します。

ターゲットはスマホを使うのが始めての人やライトユーザー

ディグノEはどんな人が購入するかと言えばこんな感じ↓

  • 高性能でなくていいから国産で安心して使えるスマホがいい(防水・防塵・耐衝撃 最高☆)
  • ゲームもしないし、ちょっとした調べものやLINEやメールくらいしか使わないよ
  • 安さ優先だから多少のことは目をつぶります

 

ひとくくりにしてしまえばライトユーザーがターゲットなのがディグノE。メーカーも国産ですし、防水・防塵・耐衝撃とタフな仕様も安心して使えます。

SNSやスマホゲーム、まとめ記事の閲覧という習慣がない人なら問題なく使えるでしょう。

『スマホはそんなに使わないけど連絡の手段として持ってないと家族がうるさいから』という待ち受けが主な方が価格優先で持つ機種としてもいいと思います。

しかし、お子さんの初スマホだから安いのでいいだろうとディグノEを選ぶ場合、ゲーム大好きっこならブーブー言われるに違いありません。

『我慢も教育の内!!』ということでしたら、止めはしませんが( ;´Д`)

安心の防水・防塵・耐衝撃

落として画面割ったり壊すと高くつくのがスマホ。壊れにくいというタフな仕様は嬉しいポイントです。

過去にやらかしたことがある人にはディグノEは心強い設計となってます。

また想定される利用シーンとして、水仕事をしながらスマホをいじったり(例えば料理中にレシピを見るなど)することが多い方であれば防水はありがたいですね。

手袋をしていても操作がスムーズというメリットもあり、ガーデニングの最中に手袋したまま調べものをといったことも可能です。

赤外線通信にも対応


ディグノEは赤外線通信にも対応しているので、ガラケーとの連絡先交換もらくらくです。

また今使っているガラケーからディグノEへの電話帳の移行も、慣れている赤外線通信で行うことがでるので安心ですね。

最近のスマホは赤外線対応の機種がめっきり減っているので、ディグノEは希少種と言えます。

充電の持ちがとってもいい

メーカー調べによるとバッテリーは3日持つとのこと。まぁ3日の真偽は横に置いても、LTEの連続待ち受け約650時間は他のスマホと比べても優秀な数値です。

バッテリー持ちが優秀な理由として考えられるのはHD画質のディスプレイや、ほどほどに抑えられたCPUの処理能力。

スマホのディスプレイはHD⇒FHD⇒WQHDと解像度が上がれば上がるほど、きめ細かく美しくなる半面、消費電力は増えます。

『画質とかそんなに気にしないよ』という人であれば『バッテリーの持ちを優先させたいからHD画質の方がいい』という人もいますし、HD画質は歓迎すべきポイントになりますね。

またCPUの処理能力も高くなればそれだけバッテリー消費につながるので、大したことをしないならここも抑えめなのはありがたいところです。

かんたんビギナーホーム

京セラさん曰く

必要な情報とよく使う機能をわかりやすく配置したシンプルなホーム画面。
スマートフォンが初めての方でも迷うことなく安心して操作できます。

だそうです。

こんな感じで設定して使うことができます↓

かんたんビギナーホーム使用後↓

ディグノEの注意点

押さえておきたい注意点です。

ない機能もある

おサイフケータイ、ワンセグ、ジャイロセンサーは付いていません。

もし日本仕様のスマホからディグノEへ変更予定なら、おサイフケータイやワンセグが非対応であるところを押さえておきましょう。

またジャイロセンサーは付いてませんのでポケモンGOのARモードも楽しむことはできませんね。

内部ストレージがかなり少ない

RAMと呼ばれる本体に保存できるデータ量(内部ストレージ)は8GBとかなり少ないです。

この8GBも丸々全部は使えず、システムやプリインのアプリなどで6GBは埋まっており、実質自由に本体に保存できるデータ量は2GBほど。

後でもう少し詳しく説明しますが、この自由な領域が2GBというのは驚異的な少なさであることは必ず覚えておきましょう。

ディグノEはこんな人にはすすめない

  • ソシャゲをばりばりやりたい人
  • SNSでリア充アピールするためにスマホカメラにこだわりたい人
  • アプリをたくさん(2GB以上)インストールしたい人

 

『ソシャゲって何?』って人なら問題なし。

ディグノEのカメラはSNS上であなたを際立たせるほどではありませんが、そこそこの写真を撮ることはできます。

先述した通り、ディグノEは本体に保存できるデータ量が非情に少ないので写真はSDカードに移せるとして、基本的には本体に保存することになるアプリはたくさんインストールすることができません。

私のスマホに入っているアプリを参考に下記10個のアプリのデータ量を計算したところ↓

LINE:427MB
Twitter:83MB
SmartNews:34MB
マクドナルド:51MB
乗換案内:33MB
クックパッド:32MB
みずほ銀行:15MB
三菱東京UFJ銀行:10MB
プロ野球速報:32MB
Hulu:39MB
合計:756MB

合計756MB=0.756GBでした。これで本体に保存できるデータ量の約1/3を食う計算になります。

写真も撮るとして、それも本体に保存すると考えて計算してみると、800万画素のカメラならデータ量は1枚あたり約3.6MBなので350枚写真を撮れば1.26GBとなります。

10個のアプリ約0.75と写真350枚約1.25GBで合計2.0GB。これくらいのデータ量をスマホ本体に保存すれば、それ以上アプリや写真を保存することはできません。

『アプリとか知らん!わしは電話とメールしか使わんし、写真も撮らん!!』という人でない限り、SDカードの購入をすすめます。

実店舗では在庫がないかも

ディグノEは発売から1年以上経っていることもあり、お店によっては在庫がないと思われます。

この記事を書いている2017年9月18日現在ではオンラインストアでは在庫があり契約できるようです。

やり手の販売員から強引にオプション加入をすすめられるのが苦手な方は、オンラインストアからの購入はいかがでしょう?

まとめ

ディグノEはあなたにマッチする機種だったでしょうか?

個人的な視点に立てば、ディグノEはガラケーユーザーでありライトユーザーな自分の母親(60代)にすすめるかーなぁというスマホですね。

この記事があなたのスマホ選びに役立ったなら幸いです。

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