Googleの開発者イベントであるGoogle I/O 2017が5月17-19日に開催され、その中でandroid Goなる新たなOSが発表されました。
このandroid GoはどんなOSかを簡単に説明すると、メモリが1GB以下の低スペックスマホや貧弱なモバイル回線でも快適に動作するように開発されたOSです。
android oneとちょっぴりコンセプトが被るandroid Goなので、ワイモバイルとしての取り扱いや日本市場で扱われる可能性を考えてみました。
次の20億へ
Google I/Oで発表されたのですが、android端末の稼働が20億台を超えたそうです。
そして次の20億人のためにと発表されたのが新OSであるandroid Go。
AIやVR・ARと言った最新技術のサービス化を考える一方で、Googleさんは世界中の人が快適にインターネットを使える世の中についても考えているんですね。
ワイモバイルとして取り扱う可能性
はっきり言ってないと思います。android Goはメモリが1GB以下のスマホでも動き、貧弱なモバイル回線でも使えるように開発されたOSです。
最近でたエントリークラスのスマホでもメモリは2GB以上ありますし、メモリが1GB以下となると1年半ほど前のエントリークラスのスマホあたりでしょうか。
更に日本のモバイル回線は非常に優秀なため、OSがここを補ってもあまり意味がありません。
仮に日本で発売されるスマホにandroid Goを搭載しても、ターゲットがずれているのでGoogleの考える次の20億に寄与することはないでしょう。
それにワイモバイルの現行の機種を見てもさすがにメモリ1GBクラスのandroidスマホはありませんし、今更そんなスマホが発売されたとしても売れないと思います。
android Goのターゲット
android Goのターゲットは”次の20億”というところからも感じ取れますが新興国です。
だからメモリ1GBでも、貧弱なモバイル回線でも快適に動く新OSなんです。
Googleの使命は『世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること』というものです。Googleはこの使命をandroid Goというカタチでまた一歩進めていくんですね。
仮にandroid Goスマホを扱うとしたら
もし日本でandroid Goを搭載するスマホを扱うサービスが出現するとしたら、それは”話題性”のためではないでしょうか。
実際android oneをワイモバイルが独占販売していることでワイモバイルが話題になったりもします。初代android oneが予想以上に売れたので、後継機のS1やS2はどうなんだ?みたいな感じで。
そんな話題性を期待したり、飽和状態とも感じられる日本の格安SIM市場で更に一段低価格路線で勝負するサービスが誕生するとしたらandroid Go搭載スマホで勝負するのかもしれません。
ドコモ、au、ソフトバンクの独占から格安SIMが登場してユーザーの選択肢が増えたように、スマホもハイエンドからエントリーモデルまでユーザーの選択肢が増え、選べるっていいですよね。
まとめ
Googleは次の20億のために新OSであるandroid Goを開発中。
しかしターゲットは新興国になるので恐らくワイモバイルでの取り扱いはないだろうし、日本のスマホのスペックやモバイル回線の品質を考えるとターゲットからはずれる。
しかしながらGoogleの『世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること』という使命に対しては意味のある一歩となる。
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