違約金を払ってでもワイモバイルに乗換えた方がいい分岐点




『ワイモバイルに乗り換えたいんだけど、今月だと違約金がかかるんだよね』という方はMNPするのを躊躇してしまいますよね。

しかし、毎月高い料金を払ってることを考えると、違約金を払ってでもワイモバイルに乗り換えた方がトータルコストで考えると得になるという分岐点があります。

今回はすぐにワイモバイルに乗り換えた方がいいのか、更新月まで待った方がいいのか、その分水嶺について解説します。



乗換えの分岐点

前提条件

まず、月々の料金構成はオーソドックスな下記のようなものとします。

  料金
5分かけ放題 1700
接続料 300
5GBパケット 5000
本体代金分割金 3000
月々の割引 -2000
合計 8000

 

ドコモ、au、ソフトバンク問わず最近一番多い契約内容のパターンだと思います。

本体代金の分割金は機種によってことなりますが、やや高めに見積もって3000円とし、そこに▲2000円の割引があたって実質負担1000円という形で計算します。

解約月の料金はキャリア問わずほとんどの料金プランで満額請求(日割りなし)となるので、その体で計算します。

また、ワイモバイルの料金は契約の初月が日割り計算になるので月末31日に契約したとして、初月の料金はスマホプランS(2GB)の1日分の料金で計算します。

本体代金の分割金が残っている場合

本体代金の分割金が残っていた場合、解約してしまうと割引が消えてしまい分割金の残月分は満額負担しなければならなくなるのでそこを考慮して計算します。

2ヶ月先の更新月を待たずにワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 8月 合計
ドコモ 8000 3000 3000 14000
違約金 9500     9500
         
ワイモバイル 96 1980 1980 4056
事務手数料 3000     3000
合計 20596 4980 4980 30556

 

2ヶ月先の更新月まで待ってワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 8月 合計
ドコモ 8000 8000 8000 24000
違約金       0
         
ワイモバイル     96 96
事務手数料     3000 3000
合計 8000 8000 11096 27096

 

2ヶ月先の更新月を待たずに乗り換えた場合のトータルコストは30556円、更新月を待った場合は27096円なので、更新月が2ヶ月先なら待った方が約3000円安くなる計算になります。

3ヶ月先の更新月を待たずにワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 8月 9月 合計
ドコモ 8000 3000 3000 3000 17000
違約金 9500       9500
          0
ワイモバイル 96 1980 1980 1980 6036
事務手数料 3000       3000
合計 20596 4980 4980 4980 35536

 

3ヶ月先の更新月を待ってにワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 8月 9月 合計
ドコモ 8000 8000 8000 8000 32000
違約金         0
          0
ワイモバイル       96 96
事務手数料       3000 3000
合計         35096

 

更新月が3ヶ月先なら違約金を払って今月に乗り換えても、更新月まで待って乗り換えてもトータルコストはほとんど同じですね。

4ヶ月以上更新が先なら、違約金を払ってでも乗り換えた方がトータルコストとしては安く済む計算になります。

本体代金の分割金が残っている場合の分岐点

  • 更新月が3ヶ月先でイーブン
  • 更新月が4ヶ月以上先なら違約金を払ってでも乗り換えた方が安い

という結論となります。

本体代金の分割金を払い終えている場合

今のスマホを2年以上使っていて、本体代金の支払いも終わっているというならまた分岐点が変わってきます。

翌月の更新月を待たずにワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 合計
ドコモ 8000   8000
違約金 9500   9500
       
ワイモバイル 96 1980 2076
事務手数料 3000   3000
合計 20596 1980 22576

 

翌月の更新月を待ってにワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 合計
ドコモ 8000 8000 16000
違約金     0
       
ワイモバイル   96 96
事務手数料   3000 3000
合計 8000 11096 19096

 

さすがに更新月が翌月であれば待った方がトータルコストは安く済みますが、差額は約3500円です。

2ヶ月先の更新月を待たずにワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 8月 合計
ドコモ 8000     8000
違約金 9500     9500
         
ワイモバイル 96 1980 1980 4056
事務手数料 3000     3000
合計 20596 1980 1980 24556

 

2ヶ月先の更新月を待ってワイモバイルに乗り換えた場合

  6月 7月 8月 合計
ドコモ 8000 8000 8000 24000
違約金       0
         
ワイモバイル     96 96
事務手数料     3000 3000
合計 8000 8000 11096 27096

 

本体代金の分割金額が残っていないなら、更新月が2ヶ月先でも待たずに今月乗り換えた方がトータルコストで約2500円安くなります。

まとめ

  • 本体代金の分割金が残っていても更新月が4ヶ月以上先なら違約金を払ってでも乗り換えた方が安い
  • 本体代金の分割金額が残っていないなら更新月が2ヶ月以上先なら今月乗り換えた方が安い

ということでした。違約金と聞くと払うのがバカらしいと考える方もいるかもしれませんが、結果的にあなたから出ていくお金という意味では同じなので”違約金”という響きに惑わされて損をするのはもったいないです。

お金はお金なので、感情と強く結びつけ過ぎずに冷静に見つめて行動したいものですね。

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